2018年J3 第1節 ザスパvs福島ユナイテッドFC プレビュー
いやー、Jリーグ開幕しましたね!
大型補強で話題を呼んだJ1名古屋グランパスエイト、ジョー選手が活躍したり、J2モンテディオ山形の元ザスパ戦士、中村駿選手が素晴らしいFK決めたり、中田英寿氏が宮大工になったりと日本サッカー界も俄かに盛り上がっております。
まあ、前座イベントはこの辺りで十分でしょう。
今週末、ついに、ついに、つ・い・に!
日本サッカー界のメインイベント!
明治安田生命J3リーグ開幕です!!
…え?
J3が前座だろって?
君、ちょっと湯畑行こうか。
新生ザスパは「J2復活」を目指す
2017年シーズン、J2リーグを戦ったザスパでしたが、前GMのクラブ私物化問題や、迷指揮官のやり続ける采配等の様々な問題も相まって、敢え無くJ3降格となりました。
2018年、ザスパはフロントを刷新。
社長には前橋商業高校サッカー部元監督、奈良知彦氏が就任。
「団結の力」、「信頼の笑顔」、「J2復活」をスローガンに掲げ、問題だらけのザスパの再生を買って出てくださいました。
社長任期前よりツイッターで積極的にメッセージを発信。
その誠実さ溢れるメッセージや特に説明もなくアップされる日常の一コマを切り取った写真でサポーターの心を鷲掴みにしています。
監督には、布啓一郎氏が就任。
市立船橋高校監督、U-16日本代表監督、日本サッカー協会技術副委員長・ユースダイレクター、U-19日本代表監督、ファジアーノ岡山コーチを歴任。
勝負に拘り、堅実なチームを作る事に定評があります。
市立船橋高校監督時代には高校選手権を4度制覇し、数多くのJリーガーを輩出してきました。
強化部には柏レイソルやロアッソ熊本で強化担当を務めた飯田正吾氏が強化部長として就任。
さらに、元ロアッソ熊本監督の清川浩行氏も強化部入り。
さらに、さらに、前橋育英高校現サッカー部監督にして、校長である山田耕介氏が強化育成アドバイザーに就任。
経営面は、我らがザスパスポンサー企業サンワの会長である遠藤祐司氏がサポートするとのこと。
凄くない?
就任のニュースが流れた時も良い意味でクラクラしましたが、文字に起こしてみると本当に素晴らしい方々がザスパに関わってくれていると改めて感じます。
フロント刷新の影響か、選手の補強も快調。
カン・スイル、山岸祐也、高井和馬、パク・ゴン、清水慶記等が流出したものの、高橋駿太、坪内秀介、岡田翔平、松下裕樹等多くの主力選手は残留。
新加入選手では、「ザスパの天敵」と呼ばれた空中戦の支配者、大久保哲哉。
元ザスパのNo.10にしてキャプテン、2013年シーズンは13ゴールを挙げたドラゴンストライカー、平繁龍一。
名古屋グランパスエイト風間八宏監督の長男にして、攻守に優れた司令塔、風間宏希。
元ザスパ戦士、セービングに定評のある天然系スパイダーマン、常澤聡。
などなど、実力者達が次々に加入。
2018年シーズンのザスパ選手一覧はこちら↓
J2復帰に向けて盤石な戦力が整いつつあります。
クラブがJ3に降格したにもかかわらず、平繁や常澤など実績のある選手が戻ってきてくれるのは、クラブが良い方向に向かっている証左であると思われます。
2018年 J3リーグ 第1節 vsA福島戦
そんな中で3月11日に迎えるJ3開幕戦の相手は、
福島ユナイテッドFCのHPはこちら↓
監督は過去に大分トリニータや清水エスパルスを指揮した田坂和昭氏。
今シーズンは2年目となります。
2017年シーズンの成績は13勝4分15敗の10位。
昨シーズンの順位だけで見れば、J3中堅クラブといった立ち位置でしょうか?
初めてJ3に挑むザスパにとっては、リーグのレベルを知る上では良い相手であるように感じます。
今シーズン、福島がどのような布陣でどのような戦い方を選択してくるのかは、開幕前という事もあり不明です。
なので、昨シーズンの戦い方などから予想してみようと思います。
まず、昨シーズン最終節の福島の布陣がこちら。
直近5試合のハイライトを見ると、攻撃の肝はサイド攻撃。
試合によってまちまちですが、両サイドどちらからでも相手を崩しながら攻め上がり、ゴールに繋げてきます。
要注意は左SBの星広太選手。
積極的な攻撃参加と決定力はFW顔負け。なぜそこにSBが?という場所から現れ、ゴールを奪います。昨シーズンは7ゴールを挙げ、チームのトップスコアラーとなりました。
シーズン終盤に復帰した左SHの田村翔太選手とのコンビネーションは抜群で、今シーズンもこの2人は左サイドでの起用が予想されます。
DHのニウド選手も驚異的な存在。
エル◯ラの選手名鑑に掲載されていなかったので、安心しきっていたら…、
まあ、普通にいらっしゃいましたね。エ◯ゴラの罠にはまりかけました。
セットプレー時にはフィジカルの強さと決定力の高さを遺憾なく発揮してゴールを挙げます。
バイタルエリアでフリーにすれば、強烈なミドルで相手ゴールを脅かします。
ボール奪取後の攻撃への切り替えが早く、福島の攻撃を牽引する選手の1人です。
他にも、シーズン終盤に復帰した裏への抜け出しが上手く、決定力も高そうなFW樋口寛規選手やアクセントの効いたパスを供給できるDH前田尚輝選手など、SBからFWに至るまで、攻撃面で警戒しなければならない選手が多くいる印象です。
昨シーズンに前線のポスト役となっていたアレックス選手(鹿児島)と小牟田が退団し、後任は不在の様子。
1トップから2トップに変更してくるでしょうか?
樋口選手のパートナーが誰になるのか気になる所。
有力候補は大学関連リーグ2部で得点王となった武颯選手でしょうか?
守備陣も山形から宇佐美宏和選手、長野から阪田章裕選手を補強し戦力が底上げされています。
福島は攻撃的なチームですが、守備も侮る事はできないと予想されます。
昨シーズンのザスパの弱点はサイドでした。
毎試合、サイドを制圧される状況が続き、クロスを入れられ、ドリブルで切り込まれとやられたい放題でした。
サイド攻撃が売りの福島をシャットアウトできれば、昨シーズンのザスパの印象も塗り替える事ができるのではないでしょうか?
以上、乏しい情報と知識で予想してみました。
布ザスパが福島の強力な攻撃陣を跳ね返し、勝利を挙げてくれる事を信じながら開幕戦を楽しみに待ちたいと思います。
個人的にとうスタ行きも楽しみにしてます。笑
開幕戦、サポーターも乾坤一擲の気合で応援しましょう!
Forza Gunma!!